ES対策はこれを見たらとりあえずOK!

ESはこれだけ見ればOK!

エントリーシート(ES)は就職活動における最初の関門であり、企業との最初の接点となる重要な書類です。
ESに限らず選考全般に言えることですが、あなたがどんな人間か・入社後活躍できるのか?を見ています。

あなたの経歴を見てスーパーマン!凄い!内定!なんてことはありません。
●●な状況下だとどう動きそうか?
どれくらいパフォーマンスしそうか?
入社後どんな仕事を任せようか?という観点で面接をしています。

過去大手ビール会社を受けた時途中から「君営業じゃなくて、マーケティングの方が向いてるよ!」と言われて選考ルートを切り替えられたことがありました。このように自分がどういった内容を書いたり話したりするかで選考ルートさへ変更されるものなんです。

意外とESの判断基準は単純!

先述の通り、企業が知りたいことは、あなたが「入社後活躍できるか?成果出せるか?」というただ1点です。
そのための面接官の評価基準が設けられています。

①人柄
ガクチカ中の集団における、あなたの立ち位置や積極性コミュニケーション能力があるかどうか。
②コンピテンシー
問題や壁にぶつかった際に、問題点を整理して解決の糸口を見つける力やチームを動かす力、目的達成能力の有無や企業ごとに求められる力のことを指します。
③モチベーション
あなたがガクチカを取り組んだ際のモチベーションを聞き出すことで、根拠や方向性を分析します。

特に新卒の就職活動は②のコンピテンシーが重要です。

コンピテンシーって?

コンピテンシーと一言に言っても多数存在します。
代表的なものをいくつか紹介します。
あなたのESにコンピテンシーが含まれているかどうかをチェックしてみて下さい。
理想は3つくらい含めたいところです。
チャレンジ精神:困難な目標や課題克服に向け努力することができるか。
結果への執着心:不可能を可能にする力。
変革力:既存のやり方、仕組みを変革することができるか。
戦略的思考:課題をどのように、何を、どれだけするか論理的思考が備わっているか。
情報収集能力:独自の情報収集能力があるかどうか。(インターネットで検索しましたは弱い)
学習の早さ:新たな分野における吸収の早さ。
数学的センス:データの分析、解析に対するセンス。
几帳面さ:細かく単調な作業に耐えられるか。
コミュニケーション:協業力
交渉力:異なる意見をまとめる力。
指導力:他人の長所をうまくみつけ、伸ばすことができるか。
起業家マインド:開拓者精神があるかどうか。

ここまで書くとお気づきかもしれませんが、

「全国大会で優勝!」「GPA4.0越え!」なんていう実績を中心に書くと、
コンピテンシーを3つ以上書くのは不可能なんです。

添削をお願いされると勿論しますが、まずは今一度ESの内容を見てください。

そのうえで・・下記を意識してESを書いてみてください!

1行目でインパクトを与える!!

ぶっちゃけ、大量の学生さんからたくさんESが出てきても、企業側はすべてを丁寧に読み込むことはできません。多くの企業では、ESは軽く目を通す程度であり、書類選考としての性質はあまりありません。そのため、ESが通過しない場合は、同時に受けるウェブテストなどの方が問題かもしれません。

また、ESと同時にウェブテストを受けさせない企業は、書類選考をするための情報が限られるため、学歴で判断されることもあります。「書類選考に受かるES」みたいな記事もありますが、正直あまり意味はありません。
やれることの最善を尽くし、自分に合う企業を探しましょう。


面接のとっかかりとしてのES

一方、「面接のとっかかりとしてのES」は非常に重要です。素人面接官に「話題にしてほしいこと」を書いておけば、面接時にそこを突っ込んでくれるので、話を展開しやすくなります。ESは書類選考を通過することよりも、「面接で何を聞いてほしいか」を意識して書くことが重要です。


良いESのポイント

良いESにはいくつかのポイントがあります。これらを押さえることで、面接官に強い印象を与えることができます。

必要条件:必ず満たさないといけないもの

  1. 文字数
    • 指定された文字数でしっかり書かれていること。指定文字数の95%以上を目指しましょう。
  2. 文章の整理
    • 1つの文章が100文字を超えないように整理されていること。接続詞を多用せず、短くわかりやすい文章を心がけましょう。
  3. 禁止文言
    • 反社会的勢力とのかかわりや、品格を疑われるような記載を避けること。

十分条件:あったほうが良いもの

  1. ネタの仕込み
    • 話のとっかかりにできるネタが2つ以上あること。これにより、面接官が質問しやすくなります。
  2. 話の振り方
    • どのように話を振ればよいかがわかりやすいこと。「自分が考えたこと、感じたこと」を書くことで、面接官が質問しやすくなります。
  3. ストーリーの一貫性
    • ガクチカから志望動機に至るまでのストーリーが見えやすいこと。一貫性を持たせることで、面接時に話が散らばりません。

具体的なESの書き方:成功するためのステップ

ESを書く際には、いくつかのステップを踏むことで、企業に強い印象を与えることができます。以下のステップを参考にしてください。

ステップ1:自己分析を深める

まず、自分自身を深く理解することが重要です。これには、自分の強みや弱み、価値観、経験を洗い出すことが含まれます。以下の質問に答えることで、自分をよりよく理解できます。

  • 自分が最も誇りに思う経験は何か?
  • その経験から学んだことは何か?
  • 困難な状況でどのように対応したか?
  • チームでの役割や貢献はどうだったか?

このプロセスを通じて、企業にアピールできる具体的なエピソードを見つけ出しましょう。

ステップ2:具体的なエピソードを選ぶ

自己分析が終わったら、次に具体的なエピソードを選びます。企業が求めるコンピテンシーを意識しながら、自分の経験を以下の形式で整理します。

Situation(状況): エピソードが発生した背景や状況を説明します。

Task(課題): その状況で自分が果たすべき役割や達成すべき課題を明確にします。

Action(行動): その課題を解決するために自分がどのような行動を取ったかを具体的に記述します。

Result(結果): その行動の結果、どのような成果が得られたかを具体的な数字や事実で示します。

ステップ3:成果を具体的に示す

企業は具体的な成果を重視します。例えば、「プロジェクトのリーダーを務め、チームの生産性を20%向上させた」など、定量的な成果を示すことが重要です。以下のようなポイントに注目して記述します。

  • 数字で示せる成果(%、数量、時間の短縮など)
  • 質的な改善(顧客満足度の向上、チームの士気向上など)
  • 長期的な影響(持続可能な改善、後続プロジェクトへの影響など)

良いES例、悪いES例

ポイントを押さえたうえで、具体的な例を見てみましょう。

悪いES

あなたの強みは何ですか?それを発揮した事例とともに教えてください

私の強みは相手の立場に立って考える力があることです。塾講師では個別指導だったのですが、担当する生徒の立場に立って考え、わかりやすい指導を心がけた結果、塾講師仲間からも「●●さんは生徒の立場に立っている」という評価をもらえましたし、生徒の成績を大幅にアップさせ、志望校に無事に合格させることができました。相手が何に困っているか、を常に考えることが人の役に立つ最も大切なことだと学びました。

(193字)

当社を志望する動機を教えてください

銀行の仕事はまさに「人の役に立つ」仕事です。「具体的なものがないからこそ、自分の人間力で勝負をしなければならない」とOBの方に言われた時、自分もそのフィールドで勝負をしてみたいと強く思いました。銀行では個人のお客様の大切な財産を守る仕事をしたいと考えております。自分が知識や経験を得ることで成長し、それをお客様に還元してさらに役に立つ、というwin-winの関係を築いていきたいと考えています。

(190字)


良いES

あなたの強みは何ですか?それを発揮した事例とともに教えてください

私の強みは粘り強さと結果を出すための行動力です。塾講師のアルバイトでは、個別指導で10名の生徒を志望校に合格させました。最初は私の話をなかなか聞いてくれませんでしたが、粘り強く生徒が求めるものを聞き、時に生徒の家まで出向き趣味や遊びの話をしたり親御さんとも仲良くなることで信頼を得ました。うまくいかなくとも諦めず、あらゆる手段を考案し行動することで、しっかりと結果に繋げる力があります。

(193字)

当社を志望する動機を教えてください

銀行の仕事はまさにお客様との信頼が全てです。また、モノがないビジネスだからこそ、自分の考えや創造力でいくらでもお客様の役に立つ方法を考えることができます。私が塾講師のアルバイトで培った、粘り強さと結果を出すための行動力を最大限に生かし、お客様の信頼を獲得し、本当に大事な場面で力になりたいです。中でも御行は創造性を大切にされていることから、自分の目指す方向性と合致していると考えております。

(195字)


ESを書く際の注意点

  1. 文字数を守る
    • 指定された文字数の95%以上を目指し、必要条件を満たす。
  2. 簡潔な文章
    • 1つの文章が100文字を超えないようにし、接続詞を多用しない。
  3. ネタの仕込み
    • 面接で話題にしてほしいネタを2つ以上盛り込む。
  4. 一貫したストーリー
    • ガクチカから志望動機まで一貫したストーリーを構築する。

終わりに

ES作成は就職活動の第一歩であり、その出来が後の選考に大きく影響します。ここで紹介したポイントを押さえて、自分を最大限にアピールできるESを作成しましょう。成功を祈っています!

このガイドが、皆さんの就職活動に役立つことを願っています。

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